トルコのイスタンブールと並ぶ超有名観光地カッパドキア。
カッパドキアについて歴史やイスタンブールからの行き方、観光拠点となる町、気球ツアーの参加の仕方など観光情報を、私の一人旅の経験エピソードや撮影した絶景写真と共にお届けします。
洞窟ホテルへの宿泊、12時間の長距離バス移動などエピソード盛りだくさんなのでお楽しみに☆
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カッパドキアの歴史
カッパドキアはトルコの中央部にある地域のことで、カッパドキアという名前の都市や町があるわけではありません。
『カッパドキア』という名前は、『美しい馬の地』という意味のペルシア語に由来しています。
大地ににょきにょきと生えた奇妙な奇岩群は、数億年前に起きた中央アナトリアの最高峰エルジェス山(標高3916m)の大噴火によって堆積した凝灰岩や溶岩層が元になっています。
奥に見える白い山がエルジェス山です。
噴火により火山灰と溶岩が100m以上も積み重なって辺り一面を覆い尽くし、疑灰岩や溶岩層を形成しました。
その後、長い年月をかけて疑灰岩や溶岩層が風雨によって浸食され、大地の形が次第に変わって奇岩群が形成され、現在のような世界でも類も見ない絶景が作りだされたのです。
カッパドキアの魅力は奇岩群の絶景だけではありません。
ヒッタイト帝国時代の紀元前17世紀頃~紀元前13世紀頃にはヒッタイト軍の本拠地が置かれ、通商路として栄えました。
4世紀頃には、キリスト教徒が疑灰岩に洞窟を掘って住み始め、外敵から身を守りつつ、洞窟に教会や聖堂、修道院を造って、信仰を続けていたのです。
カッパドキアの各地に残る洞窟内の天井や壁には、見事なフレスコ画が現在でも残っています。
カッパドキア観光拠点におすすめの町
広大なカッパドキアを観光するための拠点となる町は一つではありません。
いくつかありますが、カッパドキア観光におすすめの町は以下3つ。
- ギョレメ
- ユルギュップ
- ウチヒサル
中でも一番おすすめはギョレメ!
ギョレメは奇石群の中にある町なので、カッパドキアの景観が町からも眺められ、宿泊施設もたくさんあります。
それでいて宿泊費も安価なホテルや小さめの洞窟ホテルもたくさんあり、私のような一人旅にとって魅力的な町!
しかもギョレメ博物館やギョレメ・パノラマなども徒歩圏内にあり、観光の利便性は抜群です。
もちろん私が一人旅の時にはギョレメをカッパドキア観光の拠点の町として選びました^^
「カッパドキア旅行するならったい泊まりたい!!」と決めていた洞窟ホテルに宿泊して夢のような一時を過ごせましたよ。
洞窟ホテルから眺めるギョレメの夜景は最高に美しかったです。
次におすすめなのがユルギュップという町。
サイクリングでカッパドキア一帯をぐるっと観光で回っていた時に通りがかりましたが、赤い屋根の可愛らしい建物が並んだおしゃれな町でした♪
トルコ中部の軍事的な拠点でもあるため、町の規模は比較的大きく、バーでは外国人観光客でにぎわっています。
おしゃれなプチホテルが多いのも魅力です。
3つ目のウチヒサルは、巨大な岩山をくり抜いて築かれたウチヒサル城を中心に広がる町で、『尖った砦』という意味のトルコ語に由来しています。
このウチヒサル城塞から見下ろす奇岩風景はまさに絶景で、斜面沿いには多くの高級ホテルがあります。
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カッパドキアへの行き方
イスタンブールからカッパドキアへの行き方には、飛行機と長距離バスの2つの手段があります。
飛行機の場合について、まずカッパドキアの観光拠点となる最寄り空港はネヴシェヒル空港とカイセリ空港の2つあります。
イスタンブールにも2つの空港、アタテュルク空港とサビハ・ギョクチェン空港がありますが、そのどちらからもネヴシェヒル空港行とカイセリ空港行の便を運航しています。
飛行機のフライト時間は1時間20分ほど。
ネヴシェヒル空港とカイセリ空港からカッパドキア観光拠点となる町へはバス移動となります。
長距離バスの場合の行き方ですが、イスタンブールからネヴシェヒルまで長距離バスで行き、ネヴシェヒルのオトガル(バスターミナル)から各町へ行くバスに乗り換えます。
イスタンブールからネヴシェヒルまでは片道約12時間かかります。
時間に余裕があるのなら長距離バスがおすすめ!
というのもトルコは世界有数のバス大国、社内のサービスがすごいんです。
私はイスタンブールからギョレメまで長距離バスで訪れたのですが、次回もしまた訪れることがあったとしても、長距離バスで移動したいと思うほど。
お菓子と飲み物のサービスがあって、運転手と一緒に乗車しているお世話係の人が配ってくれます。
めちゃ写真ブレてますが、バスで配られたお菓子です↓
トルコ語はもちろん、英語もよくわかっていないので、私は毎回同じ飲み物コーラをお願いしてました^^
そしてなんといってもトルコのバスは乗り心地が最高!!
トルコのバスはベンツや三菱が多いといいます。
先ほどご紹介した写真でお菓子の奥にモニターみたいなのが映ってますが、テレビ付きでした。
それでいて運賃が日本円で3000円しないんですからびっくりですよね^^
私は東京から香川県まで夜行バスに乗ったことがあるんですけど、所要時間は12時間とほぼイスタンブールとギョレメ間と同じなのですが、サービス、乗り心地、運賃全てにおいて比べものにはなりません。
まあバスのランクにも夜とは思うんですけど、東京から香川県までの夜行バスは狭いし乗り心地悪いし、到着したら全身疲労困憊のボロボロ状態。
1回トルコの長距離バスの快適さを知ってしまったら、もうあのバスには乗れない…。
それと、トルコのバスはなんと!Wi-fiも利用できちゃいます。
私はイスタンブールからギョレメへ向かう時、前日だというのにギョレメのホテルを予約してなかったんです。
忘れていたわけではなく、飛び込みでホテル回って探そうかなと思ってたので。
でも、社内でWi-fiが使えると知り、座席でPC広げて、世話係のお姉ちゃんにパスワード教えてもらって、ネットに接続して予約を取りました。
めちゃ行き当たりばったりなトルコ一人旅。
トルコの長距離バスも途中何度かトイレ休憩があります。
一度降りたら戻れる自信がなかったので、私は一度も降りませんでしたが。
カッパドキア観光の楽しみ方
カッパドキアの奇岩群を堪能する観光として、5つの方法があります。
- 気球ツアー
- サイクリング
- トレッキング
- 4輪バギー
- 乗馬
私は、気球ツアーと自転車レンタルして自力でのサイクリング、トレッキングの3つの方法で観光しました。
この気球ツアーが私が初めて海外旅行で参加したツアーです。
度でも観光でも自力が好きなんですけど、さすがに気球はツアーに参加しないと乗れないですからね。
気球ツアーは90分、サイクリングは通称レッドツアーと呼ばれるコースをツアーではなく自力で5時間半、トレッキングコースは4時間くらいだったかな?
トレッキングは私の場合、自力で行いましたが、ツアーに参加することもできます。
レッドツアーのコースでのサイクリングとトレッキングコースで見たカッパドキアの絶景を写真集にして電子書籍で出版していますので、よろしければご覧くださいね。
見て回った順番に掲載しているので、ルート確認もできるかも?
カッパドキアの気球ツアーへの参加方法
カッパドキアを訪れる前にあらかじめ気球ツアーの予約をしなくても、現地で気球ツアーの参加者を募っているので、簡単に参加できます。
というか、既にギョレメへ向かうバスの中で、ホテルと気球ツアーの客引きが行われていた…。
私は当初気球ツアーに参加するつもりは全くなかったのですが、宿泊したホテルのオーナーに勧められて「せっかく来たし、気球乗ったことないし、滅多に乗れるもんじゃないし、いっか」と思って、急きょ気球ツアーに申し込むことにしました。
気球ツアーには60分コースと90分コースの2つがあって、私が申し込んだのはがっつり90分コース。
結論は、参加してよかった!!
空から見るカッパドキアの景色はもう絶景の一言では言い表せないほど、美しい景観でした。
地球にこんな美しい景色が広がっている場所があるなんてと終始感動しっぱなし!!
ただし、当然天候が良くないと気球は飛ばないので、運が悪いと滞在中に気球ツアーに参加できないということもありえます。
気球ツアーは早朝に開催されるのですが、私が参加した日に出会った韓国人の女性2人は3日目にしてようやく気球ツアーに参加できたといってました。
私は運よく初日で参加できましたよ^^
まとめ
カッパドキアについて歴史やイスタンブールからの行き方、観光の手段、気球ツアーの詳細など、観光に役立つ情報をお届けいたしましたが、いかがでしたか^^
カッパドキアを訪れるちょうど1週間ほど前に、奇岩群として有名なギリシャのメテオラを観光しましたが、スケールはカッパドキアの方が断然大きいですね。
エリアによって岩の形や景観が大きく異なっているのもカッパドキアの魅力的な特徴です。
ぜひカッパドキアを観光で訪れる際には、洞窟ホテルに泊まってみてはいかがでしょうか。
まるでおとぎ世界に迷い込んだような不思議な感覚を楽しめますよ^^
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