「海外旅行に行くんだけど、現地で車をレンタルして運転するかも。念のため国際運転免許証を取得しておこうかな。申請に必要な書類、写真とか国際免許の取り方について教えてほしい。有効期限についても知りたいな。」という方向け。
実際に国際運転免許証を取得した私が教えます。
スポンサーリンク
本記事は下記の7本立てです。
本記事の内容
- 国際運転免許証と国外運転免許証って違うの?
- 国際運転免許証があればどの国でも車が運転できるわけではない
- 国外運転免許証申請の必要書類は?写真は必要?
- 国際運転免許証の取り方
- 国外運転免許証は代理人申請も可能
- 国際運転免許証の有効期限はいつまで?
- 国際運転免許証単独ではダメ!
国際運転免許証と国外運転免許証って違うの?
国際運転免許証の別名が、国外運転免許証…というわけではありません。
国際運転免許証と国外運転免許証はまったくの別物です。
- 国際運転免許証:外国籍の人が日本で車を運転する場合に必要な免許証
- 国外運転免許証:海外で車を運転するときに必要な免許証
日本国籍の人が海外(渡航先)で車を運転する場合に申請するのは、国外運転免許証です。
でも発行される運転免許証にはちゃんと国際運転免許証と書かれた免許証が発行されます。
海外で提示するときに、国外運転免許証と書かれていたのでは「???」となってしまいますよね。
でも取得するときには海外で車を運転するための免許証の申請なのか、外国籍の方が日本国内で車を運転するための免許証の申請なのか区別するために必要なので分けられているんだと思います。
海外で車を運転する場合に申請するときは、国外運転免許証、発行されるのは国際運転免許証です。
当ブログでは、申請については国外運転免許証、取得や発行については国際運転免許証として表記していますが、日本国外で車を運転するのに必要な国際運転免許証についてお伝えしています。
国際運転免許証があればどの国でも車が運転できるわけではない
国際運転免許証を取得すれば、全世界どこの国でも車が運転できるというわけではありません。
国際運転免許証は、ジュネーブ条約に加盟している国でのみ有効です。
どこの国がジュネーブ条約に加盟しているかについては、警視庁の公式サイトに掲載されていますので、確認してみてください。
ハワイやサイパンなど、日本の運転免許証で車が運転出来る地域もあります。
海外旅行先として人気のドイツや中国はジュネーブ条約加盟国ではないため、国際運転免許証では現地で来るかを運転することができません。
事前に渡航先について調べておくようにしておきましょう。
国外運転免許証申請の必要書類は?写真は必要?
国外運転免許証の申請には、写真を含めた下記5つが必要。
- 写真
- 現在交付されている日本国内の運転免許証
- 渡航を証明する書類(パスポート、航空チケットなど)
- 国外免許証交付申請書
- 手数料2350円ほど。
写真の条件は下記の通り。
- 申請前6か月以内に撮影したもの
- 無帽、正面、上三分身、無背景、枠なしであること
- サイズ:縦5cm × 横4cm
国外運転免許証申請に必要な写真は、パスポート写真のサイズより大きいです。
国外免許証交付申請書は申請先で取得できます。
国外運転免許証申請に必要な手数料は各都道府県によって異なり、東京都や千葉県、埼玉県だと2350円です。
スポンサーリンク
国際運転免許証の取り方
国外運転免許証の申請は、住んでいる都道府県の下記の場所で可能です。
- 運転免許試験場
- 運転免許更新センター
- 指定警察署の運転免許課
運転免許試験場と運転免許更新センターで申請すると、その場で国際運転免許証を発行してくれますが、指定警察署の運転免許課の場合、発行までに1~2週間を要します。
即日発行、最短発行希望なら運転免許試験場か運転免許更新センターで申請するようにしましょう。
国外運転免許証は代理人申請も可能
本人申請が原則ですが、本人が現に渡航中で申請ができない場合に限り、代理人での申請が可能です。
代理人は、親族や友人、知人、会社関係者など、本人との関係が明らかにできる人に限られます。
注意すべきは、必要書類。
本人のパスポートに出入国記録のスタンプが押印されている必要があります。
自動化ゲートで出入国記録のスタンプが押印されていない場合、法務省から出入国記録を取得しなければいけません。
他必要書類は、委任状などの本人から代理人にあてた依頼文書、代理人の身分を証明するもの(運転免許証など)です。
国際運転免許証の有効期限はいつまで?
国際運転免許証の有効期限は発行日から1年間です。
有効期限内であれば、何度海外を訪れてもそのたびに使用することができます。
しかし、取得する元となった日本国内の運転免許証が失効したり、取り消しとなった場合は、国際運転免許証が有効期限内であっても効力を失います。
有効期限が切れた国際運転免許証は、近くの試験場や警察署に返却する必要があります。
国際運転免許証単独ではダメ!
渡航の際には必ず日本国内の運転免許証も忘れずに持っていくようにしましょう。
というのも、国際運転免許証は、日本の運転免許証と一緒に携帯することによって有効となります。
国際運転免許証だけでは海外で車を運転できませんので忘れないようにしてくださいね。
まとめ
それでは今回の記事のまとめです。
- 国際運転免許証はジュネーブ条約加盟国でのみ有効
- 日本の運転免許証と一緒に携帯することで有効となる
- あらかじめ準備しておくべき必要書類は写真、日本の運転免許証、渡航を証明する書類、手数料
- 申請は住まいの都道府県の運転免許試験場、運転免許更新センター、指定警察署の運転免許課で可能
- 本人が渡航中で申請できない場合のみ代理人申請が可能
- 国際運転免許証の有効期限は発行日から1年間
私が国際運転免許証を取得したのはギリシャ&トルコ一人旅したときだったんですけど、取得したものの結局使用することなく有効期限切れとなってしまいました。
ギリシャでメテオラ観光するときに原付のようなスクーターをレンタルしようと思たのですが、単車タイプのバイクしかなくて運転したことないので「怖い!無理!Σ(゚Д゚)」とビビって断念…。
結局徒歩で6時間かけてメテオラを観光。
ま、それはそれで楽しかったからいいんですけど、いつかは海外で車を運転してみたいものです。
その前に日本国内の車の運転でビビってるようじゃだめだな…。
うん、練習しよう。
ではでは~ノシ
スポンサーリンク