40歳で実務未経験にもかかわらず、正社員のエンジニア転職に成功しました。転職活動前の準備、転職活動の期間・方法、未経験エンジニア求人の探し方、求人に応募した総数、落ちた数、受かった数など私の転職活動の詳細を公開します。転職成功の秘訣についてもお伝えしています。私の成功体験談が参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
本記事は下記の7本立てです。
- 私の転職回数
- 転職に成功したエンジニアの職種
- 転職活動の準備
- エンジニアの転職活動にかかった期間
- 転職活動の方法
- エンジニアの転職活動の結果(求人応募総数・落ちた数)
- 未経験でもエンジニア転職に成功したポイント
- 少しでも多くの求人の応募資格を満たすためにやるべきこと
- エンジニア転職成功体験談のまとめ
私の転職回数
エンジニアの転職活動をする前の私の転職回数は7回。
私の職務経歴を少しだけ詳細にお伝えすると以下の通り。
- 2005~2007年:システムエンジニア(正社員)
- 2007~2008年:一般職(正社員)
- 2008年(半年間):プログラマー(契約社員)
- 2008~2022年:事務職(派遣・準社員・アルバイト)
こんな経歴で無謀にも未経験のエンジニアへ転職しようと決意しました。
転職に成功したエンジニアの職種
エンジニアといっても、いろんな種類のエンジニアがあります。
私のように、システムエンジニアだったり、プログラマーだったり、またインフラエンジニア、フロントエンドエンジニア、バックグラウンドエンジニア、機械エンジニア…etc。
その中で私が転職したい!と思ったのは、Web系エンジニア。
具体的にはフロントエンドエンジニアやバックグラウンドエンジニア、アプリ開発エンジニアです。
何故Web系エンジニアを希望したのかというと、リモートワークの求人が多いから。
40歳という年齢で今後を考えた時に、手と脳みそと視力さえ問題なければ、仕事が続けられる。
また、今後もっとエンジニアの需要が増えるのに、供給が足りないと見込まれているので、老後でも仕事があり生活に困る可能性が低い。
…というのが理由でした。
Web系エンジニアでもリモートワークを導入していない会社も多いです。
最初はリモートワークを導入している会社への求人応募を行って、内定が出ないようであれば、リモートワーク不可で通勤必須という会社へ応募するつもりでいました。
私は今すぐリモートワークをしたいわけではなく、将来的にリモートワークできるスキルを身に着けるというのが目的だったので、Web系エンジニアの実務経験が積めればいいという考えだったからです。
転職活動の準備
派遣契約3年縛りの法律により、最長でも2023年2月中旬には契約が終了することが前もってわかっていました。
退職の3か月前から転職活動しようと決めていたので、11月頃かなと想定。
11月の転職活動に向けて、私が準備したことは下記2つです。
- ポートフォリオの作成
- 求人募集している会社をチェック
ポートフォリオの作成
エンジニア転職にあたって、ポートフォリオは必須ではありません。
転職活動を終えて振り返ってみても、ポートフォリオの提出必須という会社はありませんでした。
でも、私の場合、
- 40歳で実務未経験
- 転職回数も多い
- エンジニアの実務経験はあるけど、ブランク10年以上、しかも全然Web系じゃない
というめちゃくちゃ不利な状況であることは承知していました。
実務未経験も転職回数も過去は変えられないので、自分ではどうしようもない。
少しでも転職活動を有利に進めるために自分ができることは何でもしなければ!
と思って、ポートフォリオを作成することにしました。
ポートフォリオの作成に取り掛かったのは、2022年7月末~8月上旬。
会社の夏休み期間中を利用して、10日間かけて作成しました。
成果物としては、下記3つを作成。
- LP(ランディングページ):HTML, CSS, Javascript
- ECサイト:Wordpress
- ツイッター風アプリ:Laravel
さらにこれら3つを1ページにまとめたポートフォリオページをHTMLとCSSで作成しました。
求人募集している会社をチェック
求人募集している会社は2022年になってから、Googleでちょくちょく探しながら、気になった会社をブックマークしていました。
そんなに本格的に探していなかったので、転職活動開始時には2~3会社ほどしかブックマークしていなかったと思います。
エンジニアの転職活動にかかった期間
派遣契約満了を2023年1月末で希望し、希望が通ると想定していたので2022年11月から転職活動を開始する予定でした。
でも、派遣先企業から2022年12月末に契約満了だと告げられてびっくり!
告げられたのが2022年10月入ってからだったので、告げられてすぐに転職活動を開始しました。
2022年10月7日頃に開始し、内定をいただいて転職活動を終了したのが2022年11月12日。
1カ月ちょっとでした。
スポンサーリンク
転職活動の方法
それでは具体的に私が2022年10月7日~11月12日の間に、どんな転職活動を行ったかについて順番にお伝えします。
転職活動用の写真を準備
まず最初に転職活動のための写真を撮影しました。
先ほどお伝えした通り、私の転職活動はかなり無謀だと自覚していたので、自分ができる転職成功率アップを考えました。
その一つがポートフォリオの作成だったのですが、もう一つがこの転職活動用の写真です。
「あなたの会社へ本気で転職したいです!」という姿勢を示すため、転職活動専門の写真スタジオで撮影しようと思いました。
そこで利用したのがスタジオインディです。
就活証明写真専門の写真スタジオで、スーツのレンタルが無料でできます。
私はフルメイクしてもらえる「就活メイク付きレディースプラン」で転職活動用の写真を撮影してもらいました。
40歳とは思えないほど、とってもきれいな仕上がりで大満足でした。
無謀な転職活動にもかかわらず転職活動期間が1カ月ほどで済んだのは、転職活動用の写真も少しは影響していたのかなと思います。
実際に求人に応募する
あらかじめ2~3の気になる会社をチェックしていたので、最初は1社応募して落ちたら次応募しようという予定でいました。
でもいざ応募してみると、書類選考でも時間がかかるし、なんなら応募しても合否の連絡すらない会社もあったりして、全然進まない…。
書類選考で待ったにも関わらず、結果は不合格。
自分が無謀な転職活動をしていることは自覚していたつもりでしたが、いざ本当に活動を始めて不合格を目の当たりにして、「あ、このペースで転職活動していたら2023年1月に間に合わない!」と思い知りました。
エンジニア未経験でも求人募集している会社を探す
ということで、まずは自分の希望している求人を募集している会社をもっともっと探さなくてはいけない!と思い、見つけたらすぐに応募する方法へ変更しました。
エンジニア未経験でも求人募集している会社の探し方については別記事エンジニア未経験でもリモートワーク求人を募集している会社8選!で詳しくお伝えしているので、チェックしてみてください。
選考待ちの間に上記の方法で求人を探して応募する…というスタイルで、常時3~4社の選考中という状態にしていました。
エンジニアの転職活動の結果(求人応募総数・落ちた数)
約1か月間の私の転職活動期間の結果がこちらです。
- 内定:1社
- 選考辞退:2社
- 面接落ち:5社
- 書類選考落ち:8社
- 音沙汰なし:4社
求人応募総数:20社
ちょうど20社でしたね。
選考辞退は、希望した会社への内定が出たため、選考が進んでいた2社に選考辞退の申し出をしました。
選考辞退の2社を除けば落ちた数は20社中17社ということになります。
未経験でもエンジニア転職に成功した2つのポイント
転職回数7回、40歳、未経験という無謀な転職活動だったので、書類選考で全滅も覚悟していました。
もちろん書類選考落ち、音沙汰なしの会社の数の方が多かったですが、8社は書類選考を通過して面接していただけました。
1か月間の転職活動を振り返ってみて、面接まで進めた理由は下記2つにあるのかなと思います。
- ポートフォリオ
- フルリモートにこだわらない
ポートフォリオの存在は大きかったと思います。
実際に面接に進んでみて、ポートフォリオに興味を示してくださる方が多かったです。
「作成するまでにどれくらいの期間がかかりましたか?」「作成するうえで何が一番難しかったですか?」と質問いただきました。
「よく作りこんでいますね。」と褒めてくださった方もいらっしゃって、とても嬉しかったです^^
自分の不利な部分を補うために、ポートフォリオの存在は大きいなと実感しました。
フルリモートを導入されている会社の求人にも応募していたのですが、「あなたのスキルではフルリモートは厳しいので、週何日かは出社になるかもしれませんが、そこは許容できますか?」と聞かれることもありました。
私は「はい!今すぐフルリモートしたいわけではなく、将来的にフルリモートできるスキル習得、実務経験が積みたいので、今は毎日出社でも構いません!」と答えました。
「いや…毎日は出社しなくていいですが…。」と言われましたが^^;
面接官の方がおっしゃるには、「20代の若い人の中には「フルリモートじゃなきゃ嫌だ」という方もいらっしゃるので、確認しました。」とのこと。
私は、転職回数多数、40歳、実務未経験で雇ってもらえるだけでありがたい!というスタンスでしたので、全くフルリモートにはこだわっていませんでした。
未経験でフルリモートエンジニアに転職したいという方は、いずれフルリモートできればいいというスタンスで転職活動に臨むと内定率がぐっと上がるかもしれませんね。
少しでも多くの求人の応募資格を満たすためにやるべきこと
「エンジニア未経験でも求人募集している会社を探す」でご紹介したエンジニア未経験でもリモートワーク求人を募集している会社8選!という記事を読んでもらえればわかりますが、「プログラミングを一切行ったことがない完全未経験でもOK」という会社はごくわずかです。
未経験でも求人募集していても、「実務未経験」だけど独学や趣味などで何らかのプログラミング経験があることを条件としている会社がほとんどです。
そのため、これまで全くプログラミングを行ったことがない完全未経験だけどエンジニアになりたいという方は、まずプログラミングスキルを身につけましょう。
未経験者がプログラミングスキルを習得するには、私はプログラミングスクールへ通うことが必須だと思います。
Web系プログラミング言語の実務は完全未経験の私ではありますが、プログラミング未経験者ではありません。
エンジニアとしての超基本的なスキルは習得していますので、独学でWeb系プログラミングのスキルを習得してポートフォリオを作成することができました。
そんな私でも、初めてプログラミングに触れた新入社員だったころは、会社の研修でみっちり朝から晩まで2カ月間、講師の元でプログラミングを勉強しました。
わからなければすぐ聞けて、周りもみんな同期なのでプログラミング未経験者という環境でした。
エンジニアのプロから集中して学んだ時期があるからこそ、今新しいプログラミング言語は独学で習得できるスキルが身についています。
なので、完全未経験者は遠回りしない、正しい知識を身に着けるためにも、プログラミングスクールに通うことをお勧めします。
どのプログラミングスクールに通えばいいかわからないという場合には、元SEの理系女が社会人におすすめするプログラミングスクールはここ!の記事を参考にしてみてください。
エンジニア視点で「ここならプログラミング未経験者にお勧めできる」というスクールを選んでいます。
プログラミングスクールではポートフォリオ作成の相談にも乗ってくれると思いますので、最短でエンジニア転職への切符が掴めるはずです。
エンジニア転職成功体験談のまとめ
それでは今回の記事のまとめです。
- 転職回数が多くてもエンジニア転職できる
- 未経験の40歳でもエンジニア転職できる
- 少しでも有利に転職活動を進めたいのならポートフォリオの作成は必須
この記事を読んでくださっている方の中には、もしかしたら「元システムエンジニア、プログラマーだったから、実は有利だったんでしょ?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
私も転職活動を始める前は、Web系言語の実務経験はないけど、別言語の実務経験があるからちょっとは有利かも…と思っていました。
でも現実は、有利どころかむしろ不利?みたいな…。
面接時に、
- ブランク期間が長すぎる
- 確かにエンジニアの経験があるけれど全然モダンじゃない
と言われることがありました。
ブランク期間が10年以上も前なので、当時私が会社で使っていたバージョン管理システムは今もうないし、面接では今の技術について質問されることもあったけどわからないから答えられないしで、「エンジニア実務未経験の方が良かったかも。」と思うことがありました。
多少でも経験者はそれなりのスキルを求められるんだなと…。
あと、40歳の年齢もネック…と言われたこともありました。
なので、未経験でエンジニアへの転職を希望している方は、1分1秒でも早く転職できるように活動することをお勧めします!
ではでは~ノシ
スポンサーリンク