中国西安にある青龍寺は真言宗の開祖である空海縁の地。
空海はここで恵果に師事し、密教の奥義を授けられ、それを元に日本で真言宗を開いたのです。
日本人ならぜひ訪れてもらいたい青龍寺について、境内の景観を収めた画像をたっぷりお届け。
青龍寺への行き方についてもお伝えしています。
画像でお届けする青龍寺への旅をお楽しみください。
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青龍寺の歴史
青龍寺は582年、霊感寺として隋時代に創建されたお寺です。
662年に観音寺と改名され、青龍寺と改名されたのは711年。
青龍寺は唐における密教の拠点でした。
空海は804年遣唐使として唐の首都長安(現在の西安)に入り、翌805年に青龍寺に住持する恵果を訪れ、密教の奥義伝授を受けました。
その後日本に帰国した空海は、恵果から学んだ密教を基盤に真言宗を開いたのです。
下記画像をクリックすると、空海が恵果から密教を伝授された歴史について詳しく知ることができる記事を読むことができますので、ご覧いただければと思います。
和歌山県にある高野山にある金剛峯寺は真言宗の総本山で、現在でも多くの参拝客が訪れています。
青龍寺は真言宗の原点ともいえる、日本人にも縁のある地です。
青龍寺への行き方
青龍寺はバスでも行けますが、地下鉄からでも歩いて行けるアクセスのよい場所にあります。
最寄り駅は地下鉄3号線の『青龙寺』とそのまま駅名になっているので、わかりやすいですよ。
駅からは徒歩5分ほどで行くことができます。
駅から地上に出て路地のような道を歩いていくと、大きめの道路が見えるので、そこで右へ曲がって道路に沿って歩いていきます。
すると道路を挟んだ左手側に青龍寺があるので、道路を渡る必要があるのですが、横断歩道はあるものの信号はありません。
車もそれなりに通っているのですが、タイミングを見て渡るしかないので、気を付けて下さいね。
こちらが青龍寺への入り口。
青龍寺への入場は無料です。
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青龍寺の景観
青龍寺は、ポツンと青龍寺のお寺が1つあるのではなく、青龍寺遺址(遺址とは歴史的な建造物があった場所)の広い境内にお寺以外にも博物館、記念碑などいくつか建物があります。
青龍寺遺址内の境内で見られる美しい景観を画像でご紹介しましょう。
そして境内にこんなものが。
何故かメリーゴーランド…。
空海と恵果の像がある青龍寺
青龍寺と書かれた寺院があり、ここに空海と恵果の像があります。
門をくぐると目を引くのが木の枝にぶら下がっているたくさんの赤いもの。
近くで見てみると、文字が書かれていて短冊のようでした。
入ってすぐ寺院があるのですが、空海と恵果の像があるのはこの寺院をくるっと回った反対側。
寺院の脇道から反対側へ回ると…
空海と恵果の像があります。
左の人物が恵果で、右の人物が空海。
恵果が空海に密教を伝授している場面を見事に再現した像です。
青龍寺の見どころ
青龍寺境内には桜の木が1000本植えられています。
看板にもある通り、青龍寺に植えられている桜の木は1985年に香川、愛媛、徳島、高知の四国4県が寄贈された木です。
香川県は空海の出身地でもありますから、青龍寺とのつながりも強いのかなと思います。
春になると桜並木で青龍寺が満たされ、美しい景観が見られることでしょう。
残念ながら私が青龍寺を訪れたのは11月でしたので、桜を見ることはできませんでした。
次回訪れることがあった時には、ぜひ満開の桜がみられる春に訪れてみたいものです^^
まとめ
中国西安にある青龍寺を訪れる旅をお届けいたしましたが、いかがでしたか?
青龍寺は空海が恵果から密教を学んだ地であり、空海は青龍寺で学んだ密教を基盤として真言宗を開きました。
決して有名な観光スポットではありませんが、日本ととても深いかかわりのある地です。
西安からのアクセスも良く無料で見学できますので、ぜひ西安を訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
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