世界遺産にも登録されている中国西安最大の観光スポットである兵馬俑の見どころを画像でたっぷりお届けします。
兵馬俑の1号杭、2号杭、3号杭、文物陳列庁のそれぞれの違いと魅力を画像で堪能し、古代中国の戦国時代の世界観に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
秦の始皇帝の圧倒的権力、秦国軍の軍事力が感じられる旅となるでしょう。
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兵馬俑概要
『兵馬俑』の正式名称は『秦始皇帝兵馬俑博物館』と言います。
1号杭、2号杭、3号杭、文物陳列庁などで構成され、規模は20000㎡にも及びます。
兵馬俑の歴史や秦の始皇帝との関係について、詳しくは別記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
それでは準備は良いですか?
古代中国の戦国時代の旅へとあなたをタイムスリップいたしましょう。
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兵馬俑1号杭
3つの俑坑の中で最大規模を誇るのがこの1号杭。
そのスケールは東西230m、南北62m、深さ5mの地下坑道であり、総面積は1万4200㎡にも及び、38列、約2000体の兵士俑が並んでいます。
旅行ガイドブックやテレビでよく取り上げられている『THE 兵馬俑!』というような何千体もの兵馬俑がずらっと並んでいる圧巻の様子はこの兵馬俑1号杭での写真や映像です。
入り口から入ると兵士、馬の俑がずらっとこちらを見ていて、その数とスケールに圧倒されます。
みな同じ向き、東を向いているのですが、それは秦から見て東方にあった敵国であった斉・楚・燕・韓・魏・趙の六国を威圧しているといいます。
秦始皇帝陵の兵士俑は、表情が1体1体違うというのが有名でもあります。
本当に1体1体表情が違うのでしょうか。
検証しようとできるだけたくさんの兵士俑を写真に収めてきたので、ぜひあなたの目で確かめてみて下さい。
兵馬俑が発見されたのは1974年ですが、現在も発掘調査は続いています。
発掘中であることは、ところどころでうかがい知ることができます。
ツアー観光客の多いこと!
日本語ガイドもいて、個人で訪れていた私はしれっと日本語ガイドの側で説明を聞いたりしていました。
ガイドによると、髪の毛を斜め上に束ねているのは、寝ているときに邪魔にならないようにということなんだとか。
さて、兵馬俑と言えば入り口から見た壮大なスケールの景色が良く映し出されますが、後ろの方はどうなっているのかと言いますと…
入口とは逆、出口から見渡した兵馬俑1号杭がこちら。
後ろから見ても圧巻な景色です。
兵馬俑2号杭
兵馬俑2号杭のスケールは、東西96m、南北84mの坑道で、総面積は6000㎡です。
見どころは俑の種類!
正方形に布陣した弓を持った歩兵隊、戦車隊、長方形に布陣した歩兵と戦車の混成部隊、騎兵隊などを観ることができます。
等身大178cmの大きさを間近で感じられ、圧倒されます。
等身大と言われますが、実は178cmというのは当時の中国人の身長としては大きいそう。
これは実際よりも大きく作って、秦国の力の強さ・威圧感をアピールしていたんだとか。(ガイドの受け売り)
こうしてみるとまさに漫画『キングダム』の世界ですね~。
私は帰国してからAmazon Prime Videoでアニメ『キングダム』を見ましたが、今こうやって改めて兵馬俑の写真を見返すと、キングダムと照らし合わせながら古代中国戦国時代の情景が思い浮かびます。
兵馬俑3号杭
兵馬俑3号杭は、東西18m、南北22mの坑道で、総面積は520㎡と規模は最も小さいです。
確かに1号杭を見た後で3号杭を見ると迫力に欠けます。
しかし、ここは兵馬俑の最高指揮部隊が置かれていたと考えられる場所。
兵俑は64体あり、4頭の馬は指揮車1両だとされています。
ここで位の高い人たちによる作戦会議が行われていたかと思うと、古代中国史好きは想像を掻き立てられて堪らないんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。
兵馬俑文物陳列庁
文物陳列庁の展示の見どころが、彩色青銅製の馬車!
約2000年以上前とは思えないほどのクオリティ。
目を奪われるとはまさにこのこと…。
まとめ
兵馬俑の旅はお楽しみいただけましたでしょうか。
兵馬俑杭、正式名称『秦始皇帝兵馬俑博物館』の見どころを4つのスポットごとにまとめてみました。
- 1号杭:圧倒的なスケールにたたずむ兵馬俑の数々
- 2号杭:様々な種類の俑を間近で見られ等身大の大きさを感じられる
- 3号杭:兵馬俑の最高指揮部隊
- 文物陳列庁:彩色青銅製の馬車
写真で見るだけで、これほどのスケールです。
ぜひ、本物の兵馬俑をあなたにも見ていただきたいなと思います。
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