【世界の絶景画像】ミケーネ遺跡でのハプニングと遺跡写真のご紹介!

                   

ミケーネ遺跡を写真で観光できる画像の旅をお届けします。
有名な獅子の門、円形墳墓A、アトレウスの宝庫を始めとした数々の写真を堪能いただけます。
アテネからミケーネ遺跡への行き方やミケーネ行のバスで私がやらかしたハプニングもご紹介。
個人旅行で訪れる際にはやってしまいがちなハプニングなので気を付けて下さいね。

スポンサーリンク

ミケーネ遺跡の概要

ミケーネはギリシアの古代都市で、ミケーネ文明が栄えた中心地でした。

ミケーネ文明は紀元前16世紀~紀元前12世紀に栄えた青銅器文明。

紀元前14世紀~紀元前13世紀頃に最盛期を迎え、紀元前12世紀頃に海の民と呼ばれる東地中海で活動した民族集団にミケーネが侵略され、文明も崩壊しました。

ミケーネ遺跡にはギリシア神話も残されています。

ミケーネ文明の歴史やミケーネ遺跡に関するギリシア神話については下記記事で詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。

上記画像をクリックしていただくと記事を読むことができます。

ギリシア神話って近親婚とか浮気とか嫉妬とかものすごいですけど、ミケーネ遺跡に関するギリシア神話もなかなかの内容ですよ。

さて、ミケーネ文明が栄えたミケーネですが、どんな場所だったかというと…

めちゃくちゃ山の中にあるんです。

んん~、なんだか小豆島の田舎を思い出すなあ~。

ミケーネ遺跡へのアクセス・行き方

アテネからの行き方はバスのみ。

私が訪れた2015年1月当時は、キフィソウ通りのバスターミナルから1時間半に1本程度の割合で運行していました。

ミケーネ行のバスは運行本数も多いし、アテネからの所要時間も2時間半なので、アテネから日帰り観光ができるおすすめスポットです。

ミケーネ遺跡のバスでやってしまったハプニング

ミケーネのバスで気を付けるべきは、ミケーネはバスの終点ではないということ。

ナフプリオン行のバスに乗って、その途中にミケーネ遺跡があるのですが、ギリシアのバスは日本のバスのようにいちいち停留所名のアナウンスがありません。

というか、アナウンスがあってもギリシア語なので聞き取れる自信がさっぱりありません。

私は「別にアナウンスに頼らなくても、このバスに乗るならほとんどの乗客がミケーネ遺跡観光目的のハズ。みんなが降りる所で降りればいいのだ。」とタカをくくっていたのですが、なんとその予想が外れ!

終点のナフプリオンまで行ってしまいました…。orz

途中で「あれ?もしかしてミケーネ遺跡過ぎちゃった?」と気が付いて、周りの乗客に確認したら「ミケーネ?もう通り過ぎたよ。」と言われ、大パニック!

慌てて運転手さんのところへ行き相談すると「とりあえず終点のナフプリオンまでもうすぐだから、そこで別のバスを案内してあげるよ。」と言ってくれました。

そしてナフプリオンで別のバスの運転手さんに事情を説明してくれて、運賃はいいからと無料でバスに乗せてくれることに。

ところが、そのバスはミケーネ遺跡まではいかないといいます。

ミケーネ遺跡の近くで降ろすから、そこからタクシーを拾って行ってくれということだったのですが、もう近くまで乗せてもらえるだけでありがたや!!でした。

で、降ろされた場所が人っ子一人いない超ド級の田舎町。

それでもなんとか通りがかったマダムに声をかけるも英語がさっぱり通じない。

持っていた旅行ガイドブックとボディランゲージを駆使してミケーネ遺跡へ行きたいことを伝えて、道を教えてもらうことに成功!

教えてもらった道の先で大きめの道路を発見、そこでミケーネの方面が書かれた道路標識を見つけたので「ま、歩いてもいっか。」とてくてく歩いていくと、途中でタクシーの運転手だというお兄ちゃんに声をかけられて、ミケーネ遺跡まで運んでもらいました^^

あなたもミケーネ遺跡を訪れる際には、バスを乗り過ごさないようにお気を付けくださいませ。

スポンサーリンク

画像で旅するミケーネ遺跡

ミケーネ遺跡を象徴するのがこちら↓

立派な獅子の門です。

そしてこちらもミケーネを象徴する遺跡↓

円形墓地Aで、その直径は26.5mもあります。

ミケーネ遺跡発掘者のドイツの考古学者シュリーマンは、この墓地をミケーネの王であったアガメムノンの墓であると信じていましたが、その後の調査で実際はもっと古い時代の墓であることがわかっています。

この円形墓地Aからは黄金のマスクが見つかり、アテネの国立考古学博物館に展示されているので見ることができますよ^^

ではそのほかの遺跡部分もご覧いただきましょう。

奥に観光バスが見えますね。

私がミケーネ遺跡に滞在している間にたくさんの観光バスが入れ代わり立ち代わり訪れていました。

アトレウスの宝庫

ミケーネ遺跡の観光を十分に堪能した後、遺跡の入り口の受付のお姉さんに、タクシーを呼んでもらうようにお願いしました。

実は私をここまで連れてきてくれたタクシー運転手のお兄ちゃんが、「僕の名刺を渡しておくから、帰るときは受付でこの名刺を見せて、僕を呼んで。」と名刺を渡してくれていたのでした。

ほどなくしてタクシーのお兄ちゃんと再会。

アテネ行のバスがある停留所までお願いすると、途中で「ここは見ておいた方が良いよ。5分待っててあげるから行っておいで。」と案内されたのがこちら。

アトレウスの宝庫、またはアガメムノンの墓と呼ばれる遺跡です。

ミケーネ遺跡の500m手前にある墳墓で、紀元前13世紀半頃に建設されました。

ミケーネではこの墳墓以外にも他に何か所かで見つかっていますが、このアトレウスの宝庫が現存する中で最も建築能力の質が高いとされています。

こちらが中の様子。

特に何もないのですが、高さ13.4m、直径14.5mで大きなドーム状となっています。

旅行ガイドブックに掲載されていたので「寄ってみたいな。」とは思ったものの、「遺跡から少し距離あるし、ま、いっか。」と諦めていたところだったので、タクシーのお兄ちゃんが気を利かせてくれたおかげで、訪れることができました^^

まとめ

ミケーネ遺跡について、写真と私の失敗体験をメインにお伝えいたしましたが、お役に立ちましたでしょうか。

私がボーッとバスに乗っていたせいで、ミケーネ遺跡まで行くのに苦労した分、「思いっきり遺跡を堪能せねば!!」と粘るに粘って結局気が付けば一人にも関わらず2時間半も滞在してしまいました。

ミケーネ遺跡はギリシャ観光において、アクロポリスのパルテノン神殿やメテオラに比べて、そこまで有名でもなく知名度もないかもしれませんが、私は高校の世界史の授業が印象的だったため、絶対訪れたい観光スポットの一つでした。

ミケーネ遺跡に滞在していた2時間半の間に、たくさんの観光客が訪れては帰っていったのですが、中には日本人観光客の姿もありました。

ご家族で訪れたと思われるとある日本人一家のお母さんが発した言葉、「お父さん、あんまり遠くに行っちゃだめよ。15分でバスに戻らなきゃいけないんだから。」「え!?せっかく訪れたのにたったの15分しか観光できないの!?Σ(゚Д゚)」と衝撃を受けたことを覚えています。

ツアーのメリットは無駄なく効率的にたくさんの観光スポットを訪れられるということですが、その反面、自由に滞在できる時間に制限があるというのがデメリット。

個人旅行のデメリットは私がやらかしたように、全部自己責任なのでしくじるとかなり時間をロスするのですが、メリットは時間制限なく自分の好きなだけ思う存分遺跡を堪能できること。

どちらもメリットデメリットがありますが、やっぱり私はどんなに時間をロスしてもいいから、自由気ままな個人旅行派だなあと再確認した旅でもありました。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*