【世界の絶景画像】華清池(楊貴妃と玄宗のロマンスの地)を訪れる旅

                   

中国の古都『長安』の近くに造られた離宮『華清宮』は唐時代の玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスの舞台です。
現在では西安の観光スポット『華清池』としてたくさんの観光客が訪れています。
また、華清池は蒋介石が拉致監禁された西安事件の舞台でもあります。
華清池でしか見られない景観、今に残る貴重な歴史を画像でお届けします。

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華清池概要

華清池は中国の西安市内から東北へ30kmほど行った郊外にある驪山の北麓に位置する温泉地です。

玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスの舞台として有名なので、ご存知の方も多いでしょう。

では、玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスとは、具体的にどんな物語なのかについてはいかがでしょうか。

観光スポットを巡る時に、その地にまつわる歴史を知っていると、視野を広げて景色を楽しめたり、情感を得ることができるので、より堪能できると思います。

もし玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスについてあまり詳しくないという方は、別記事で解説しているのでご覧いただければと思います。

下記画像リンクをクリックしていただくと記事を読むことができます。

玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスは740年頃の唐時代なのですが、温泉自体は今から約2700年もの前に発見され、歴代の皇帝たちによって離宮が造られているのです。

有名な離宮が742~756年に造られた華清宮で、華清宮の中にある温泉が華清池というわけです。

華清宮を造った当時の皇帝が玄宗皇帝なのです。

こちらの画像をご覧ください。

華清池のチケット売り場の画像なのですが、確かに『華清宮』と書いてありますね。

華清池の『池』は温泉の意味です。

747年に玄宗皇帝の命令で規模が拡大され、温泉宮から華清宮と名称が改められ、温泉の名称も華清池に改められました。

春寒賜浴華清池、温泉水滑洗凝脂
訳:春まだ寒い頃、華清池の温泉を賜った 温泉の水は滑らかできめ細かな白い肌を洗う

上記は長恨歌の一部分です。

楊貴妃が美しい肌に磨きをかけていたエピソードを詠んでいます。

華清池は玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスの舞台ですが、西安事件の舞台となった場所でもあります。

蒋介石が滞在した部屋の近くの壁には、現在でも西安事件時の銃弾の跡が残されています。

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玄宗皇帝と楊貴妃ゆかりのスポット

玄宗皇帝と楊貴妃に関する華清池の見どころ、スポットを画像でお届けしましょう。

楊貴妃専用の海棠湯


こじんまりとして可憐な海棠の花の形をした浴槽。

これが楊貴妃専用の浴槽です。

海棠の花とはどんな花なのか、こちらです。

中国原産で、ピンクのような淡紅色の花を咲かせる美しい花です。

中国美人の楊貴妃にふさわしい花だから、海棠をモデルにした浴槽を造って楊貴妃専用としたのかな^^

海棠湯について日本語の解説もあります。

天下一の美人、楊貴妃にふさわしいとありますね。

一体どれほどの美人さんなのか気になるところですが、華清池には楊貴妃の像も設置されています。

いかがでしょうか^^

玄宗皇帝専用の蓮華湯


楊貴妃専用の浴槽である海棠湯とは形もスケールも違います。

解説にもある通り、格式の高さが伺える荘厳な浴槽です。

蒋介石が西安事件時に滞在していた部屋

記事冒頭で華清池は蒋介石が拉致監禁された西安事件の舞台でもあるとお伝えいたしました。

学生時代に歴史の授業で西安事件を勉強したから、名前を聞いたことある、覚えているという方も多いでしょう。

西安事件とは張学良と楊虎城が自分たちの要求を国民党のトップである蒋介石に認めさせるために起こした拉致監禁事件。

西安事件についてもっと詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

上記画像リンクをクリックしていただくと、西安事件について背景、目的、関係者のプロフィール、事件当日の様子など詳しく解説しています。

西安事件が発生した当時、蒋介石は、中国共産党軍殲滅に反対している自身が率いる軍の総帥である張学良と指揮者である楊虎城を説得するために西安へ赴き、華清池に滞在していました。

華清池には当時、蒋介石が滞在していた部屋の様子が伺えるスポットがいくつかありますのでご紹介しましょう。

まずはこちらの画像。


ちょっと見えづらいですが中国語『办公室』と書いてあります。

『办公室』は日本語で『事務所』の意味。

蒋介石のオフィスはどんなお部屋なのかというと…

壁には蒋介石の写真(肖像画?ポスター?)が貼られていますね。

お次は蒋介石の『卧室(寝室)』

西安事件が発生した当日は早朝の朝でした。

当時蒋介石は寝室で寝ていたところを急襲にあい、この部屋の窓から外へ出て塀を乗り越え、裏山へと逃亡しました。

他、会議室やボディーガードの部屋、秘書室などもあります。

華清池で起こった西安事件ですが、事件当日は蒋介石を捉えるべく、銃撃戦が起きていました。

当時の銃弾跡がこれらの部屋の外壁壁に現在も残されています。

そして、さすが華清池は温泉地というだけあって、蒋介石が使用していた浴槽も残っています。

こちらの画像が蒋介石が使用していた浴槽です。

浴槽の形が楊貴妃の浴槽の海棠湯と似ているんじゃないかなと思います。

華清池の美しい景観画像

さあ、ここまで華清池で見られる浴槽や部屋の画像を画像でご紹介してきましたが、華清池の景観が堪能できる画像をご紹介していきましょう。

華清池にはところどころに柳の木があります。

柳の木からしだれている緑の葉が古風な美しさと上品さが感じられます。

温泉ではなく池もあり、金魚が泳いでいる姿も印象的です。

建造物の柱や壁は朱色を基調としたものが多いのも特徴。

自然の緑と建造物の朱色のコントラストが見事に調和していてまるで絵画のような景観です。

まとめ

中国西安の観光スポット華清池を巡る旅はいかがでしたか?

華清池は玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスと西安事件の舞台。

時代も内容も違う2つの歴史を感じられる不思議な空間が魅力です。

さて、西安の観光スポットとして忘れてならないのは、西安最大の観光スポットである『兵馬俑』。

兵馬俑は華清池の近くにあり、華清池は西安から観光バスで兵馬俑に向かう途中にあります。

ぜひ西安を観光で訪れる際には、兵馬俑と華清池の両方を訪れてみてくださいね^^

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